60過ぎでも推しがいる。
推しにかなりの額を貢いできた。
仕事をしている時はボーナスを全額使い、全国追いかけ回した。
そうすることが頑張って働くモチベーションになった。
コロナ禍でライブがなくなった頃、定年を迎えた。
推し活がお休みになり、散財することも減りお金の問題をすっかり忘れていた。
そうだ!私には収入がない!
コロナによる規制が緩くなり、ライブが復活したことはうれしいこと。
しかし、今までと同じようなお金の使い方をしていたら、蓄えがどんどん減ってしまう。
お金の心配をするくらいなら、回数を減らせば良いということはわかっている。
わかっているのだが、諦めがつかない。
あの快楽を知ってしまったら諦めたくない。
悩む。
遠方に出向くと、移動代、宿泊代、調子に乗ってお土産代と出費がかさむ。
ツアーグッズにも手を出してしまう。
お土産をケチるしかないな。
とは言うものの、ライブチケットはそう簡単に取れない。
抽選にハズレたら諦めがつくと、とりあえず応募したら当選したことがある。
この方法でやってみようかな・・
バツイチ無職の唯一の楽しみ、生き甲斐と言ってもいいくらい。
やっぱり推し活はやめられない。
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